臨床研究センター井上病院

センター長挨拶

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 2025年4月に着任しました庄司哲雄です。私の略歴は下記の通りで、もっぱら臨床研究に取り組んできました。テーマは脂質異常症・糖尿病・動脈硬化・腎臓病など多彩ですが、ここ10年ぐらいは、慢性腎不全透析患者さんにおける心血管疾患、それに対するリン・カルシウム代謝異常を含む内分泌代謝異常の影響についての研究に注力してきました。さらに最近は、患者さんは何に困っていて、医療者は何をすべきなのか?という至極当たり前の課題の重要性を実感しております。実診療で感じる未解決の課題や大阪公立大学で多数の大学院生や若手研究者の指導を行ってきた経験をもとに、井上病院での臨床研究の活性化に尽力してまいる所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

センター長 庄司 哲雄


資格

日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本動脈硬化学会動脈硬化専門医

庄司哲雄 略歴

1985年 大阪市立大学医学部 卒業
1985年 同 第二内科(森井浩世教授)入局、臨床研修(指導:西澤良記先生)
1886年 井上病院で臨床研修(指導:田畑 勉先生)
1987年 国立循環器病センター研究所(山本章部長)にて脂質異常症の研究に従事
1991年 大阪市立大学医学部大学院 修了(慢性腎不全におけるリポ蛋白異常)
1992年 米国ペニントン医学生物学研究所(G.A. Bray所長)リポ蛋白部門に留学
2012年 大阪市立大学大学院医学研究科 老年血管病態学 准教授
2016年 大阪市立大学大学院医学研究科 血管病態制御学 准教授
2018年 大阪市立大学大学院医学研究科 血管病態制御学 研究教授 
2022年 大阪公立大学大学院医学研究科 血管病態制御学 研究教授
2025年 愛仁会井上病院 臨床研究センター センター長
現在に至る

おもな論文

  1. Wanner C, Amann K, Shoji T. The heart and vascular system in dialysis. Lancet. 2016; 388(10041): 276-84.
  2. Shoji T, Inaba M, Fukagawa M, et al. Effect of Oral Alfacalcidol on Clinical Outcomes in Patients Without Secondary Hyperparathyroidism Receiving Maintenance Hemodialysis: The J-DAVID Randomized Clinical Trial. JAMA. 2018; 320(22): 2325-34.
  3. Shoji T, Nakatani S, Kabata D, et al. Comparative Effects of Etelcalcetide and Maxacalcitol on Serum Calcification Propensity in Secondary Hyperparathyroidism: A Randomized Clinical Trial. Clin J Am Soc Nephrol. 2021; 16(4): 599-612.

ビジョン

1)魅力的な臨床研究を行い、井上病院から国内外に発信する

そのために
①魅力的な研究テーマを設定する
②国際誌への掲載を目指す


2)診療に還元でき、患者満足度を高めるための臨床研究を展開する

そのために
①Patient-reported outcome (PRO)を重視した研究を実施する
②患者さんを含め多職種医療者が参加する研究体制を構築する


3)持続可能な臨床研究のための基盤づくりを進める

そのために
①外部資金を獲得する体制を整備する
②臨床研究に関する教育システムを整備する

おしらせ

学会・研究会・講演会や論文発表についての情報を掲載します


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