栄養管理科の概要
栄養管理科は給食管理と栄養管理を通じて医療の質の向上を目指します。
入院のお食事について
年末年始を除いた、ほぼ毎日、選択メニューを提供しています。腎臓病食や糖尿病食等の病態別の治療食、食物アレルギー除去食、食欲が低下した患者様に対する個別食、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」に準じた嚥下調整食等、患者様に応じたきめ細やかな食事の提供を目指しています。
▼ 食数(2024年度実績)
一般食:44,089食/年
特別食:65,526食/年
特別食の割合:59.8%
年間行事食
4月 | |
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5月 | 子どもの日 |
6月 | 水無月 |
7月 | 七夕 土用丑の日 |
8月 | お盆 |
9月 | 敬老の日 お月見 |
10月 | ハロウィン |
11月 | |
12月 | クリスマス 冬至 大晦日 |
1月 | 正月 七草 |
2月 | 節分 |
3月 | ひな祭り |
※行事食の内容は変更になる可能性があります。
一般の例

行事食の例


嚥下調整食の例


栄養指導
医師の指示のもと管理栄養士による栄養指導をおこなっています。腎不全・糖尿病・高血圧・脂質異常症など様々な病態やライフスタイルに応じて患者さんに適した食事療法を一緒に考えていきます。
また外来透析患者さんには透析棟のベッドサイドまで訪問し、栄養指導を実施しています。
- 入院栄養指導件数 802件
- 外来栄養指導件数 675件
- 外来透析棟栄養指導件数 1,966件
《2024年度実績》
栄養管理
当院では入院時に栄養状態の評価を行い、食事の調整を行っています。また、NSTや内科・整形カンファレンスを実施しています。管理栄養士も参加し他職種連携に努めています。
- NST実施件数:999件(2024年度実績)

栄養管理科スタッフ
管理栄養士 6名 (2025年7月現在)
家庭で出来る健康管理を
お家で減塩をやってみよう
食塩は摂り過ぎると血圧を上昇させ、動脈硬化による脳卒中や心疾患の原因となります。
2020年4月より日本人の食事摂取基準が改定され、成人の一日の食塩摂取量は男性7.5g、女性6.5g未満という目標が掲げられています。
みなさんは普段自分がどれくらい食塩を摂っているかご存じですか?一度食事内容を振り返ってみませんか?ぜひ減塩にチャレンジし、健康を維持していきましょう。
栄養管理科の取り組み
いつまでも元気にプロジェクト
当院では透析患者さんの健康をサポートするための取り組みとして、「いつまでも元気にプロジェクト」をおこなっています。
自記式食事歴法質問票(BDHQ)で食事のアセスメントを行い、結果に応じた栄養指導を実施するサポートを開始しています。
院内委員会活動
管理栄養士はNSTだけでなく「栄養管理委員会」「NST委員会」「褥瘡対策委員会」などさまざまな院内の委員会活動を行っています。
啓蒙活動
地域の方々へ健康への理解を深めていただく「健康教室」などの公開講座で、食事療法の講座や相談を行っています。
多職種連携の取り組み
CKDカンファレンスやDMHDカンファレンスにも積極的に参加し、多職種と連携しながら、糖尿病透析予防やCKD保存期の栄養指導を行っています。
人材育成
当院では資格習得のサポートを行っています。また、実習生や研修生の受け入れも行っています。
資格・認定
日本糖尿病療養指導士 | 5名 |
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腎臓病療養指導士 | 2名 |
NST研修修了者 | 6名 |
静脈経腸栄養管理栄養士 | 1名 |
病態栄養専門管理栄養士 | 1名 |
在宅訪問管理栄養士 | 1名 |