消化器内科の概要
当院の消化器内科では、腹痛、胃痛、胸やけ、便に血が混じる(血便)、便秘・下痢を繰り返す、といった症状をはじめ、さまざまな消化器症状に関する診療を行っております。 消化器以外では甲状腺疾患の治療も行っております。お気軽にご相談ください。
医師紹介
大野 恭太 [副院長]
■ 資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医
日本甲状腺学会専門医
日本人間ドック学会人間ドック認定医・健診専門医・健診情報管理指導士
日本医師会認定産業医
対象疾患・治療について
対象疾患
▼ 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
潰瘍とは、胃や十二指腸の壁の内側がただれて傷つき、粘膜が破壊された状態をいいます。
その中で胃酸によって生じたものを消化性潰瘍といいます。
症状としては、みぞおちの痛み、吐き気、胸やけなどです。出血がある場合には吐血や、黒色便(タール便)が出ることがあります。
以前は外科手術が根治治療として行われていましたが、現在は内科治療が主体となっています。
最近ではヘリコバクターピロリという細菌の関与が明らかとなり、これを除菌することで再発を防ぐことが可能となってきています。
▼ 大腸癌(大腸ポリープ)
動物性タンパク質や動物性脂肪の過剰摂取、食物繊維の不足によって、癌が発生しやすくなるといわれています。
大腸癌の症状としては、便秘や下痢、腹痛や下血、便が細くなる、残便感などがあります。
最近は健康診断の検便で異常を指摘されることも多くなっています。
大腸内視鏡検査で診断し、早期であれば内視鏡治療での治療も可能です。
▼ 胃癌
内視鏡検査の普及により早期発見、早期治療が可能となり、最近は胃癌で死亡する割合は近年減少してきています。
▼ 過敏性腸症候群
慢性的に下痢、便秘、あるいはこれらを交互にきたし、腹痛も伴う疾患です。この病気は腸の蠕動運動の異常が原因で起こる疾患です。
その症状によって「下痢型IBS」、「便秘型IBS」、「混合型IBS」、3つに分類できない「その他」の4タイプがあり、便の形状によって分類されます。くりかえす下痢・腹痛は、下痢型IBSかもしれません。
生活習慣やストレスなどが増悪因子となります。このような症状でお困りの方は、ご相談ください。
▼ 逆流性食道炎
胃から食道への逆流を防ぐ仕組みが働かなくなったり、胃酸の分泌が増えすぎたりして、胃の内容物が食道に逆流して長くとどまることで起こります。
原因は食道を逆流から下部食道括約筋の働きが弱まるか、胃酸が増えすぎることで、胃液や胃の内容物が逆流することで起こります。
▼ 甲状腺
甲状腺疾患は病歴、触診、血液検査、超音波検査を組み合わせて行い、更に必要な疾患は甲状腺の細胞診を超音波で見ながら行うことで、ほぼ確実に診断が可能であり、すべて外来で結論を得ることができます。
甲状腺癌も正しい診断がつけば、確実な治療ができ、わずかな例外を除いて予後も良好です。
甲状腺癌以外の甲状腺疾患も女性の方に極端に多い疾患です。
その中でも甲状腺機能低下症はその症状が非常に非特異的なことが多く、疑って検査をしない限り、診断をつけることができません。
慢性的に体調がすぐれない方、食生活が変わらないのにコレステロールが高くなったと言われた方、原因の判らない肝機能障害を指摘された方、皮膚や髪の毛の老化が急に進んだ方などは、甲状腺機能低下症である可能性があります。
これらの症状も、甲状腺機能低下症と正しく診断できれば、安全で確実な治療ができます。これらの症状が見られる患者さんは、ぜひ甲状腺の検査をされることをおすすめします。
甲状腺疾患はだらだらと経過を見る必要もなく、めりはりのある診療が可能な領域ですので、是非ご利用ください。
消化器内科からのおしらせ
現在、お知らせはございません。