当院の特色
井上病院は北摂地区で関連の在宅医療・老人保健施設・訪問看護ステーションなどと連携した総合ヘルスケアを展開してきました。
これからはさらに、地域住民の皆さんが体調をくずされた時や病気でお困りの時に気軽にいつでも利用していただける、大学病院や市民病院などの基幹病院との橋渡し的な身近な病院を目指していきます。
多岐にわたる一般診療科
井上病院では内科や整形外科、泌尿器科といった16の多岐にわたる診療科がございます。 日常生活の中で体のどこかに痛みを感じた時、体調をくずされた時なども地域の皆さんにご受診していただけます。またCT・MRIをはじめとする検査機器も充実しており、健康診断で指摘項目があった方の二次検診にもご利用いただいています。 地域開業医の先生方からの診療紹介・入院紹介・検査紹介も随時受付けております。
標榜科
内科・循環器内科・腎臓内科・糖尿病内科・透析内科・消化器内科・外科・心臓血管外科・
形成外科・整形外科・リウマチ科・泌尿器科・眼科・リハビリテーション科・放射線科・麻酔科
地域包括ケア病棟
一般病棟では症状が安定すると早期に退院していただく必要がありますが、地域包括ケア病棟では在宅や介護施設での療養に不安がある患者さんにもう少し入院していただき、在宅復帰に向けた治療・リハビリを受けていただくことが可能です。 また病棟専任の医療ソーシャルワーカーが患者さんの退院支援、退院後のケアについてもサポートさせていただきます。 またこの病棟では介護施設や在宅で療養されている方の緊急時の受け入れや、介護者の日々の疲れ・冠婚葬祭・旅行などの事情により、一時的に在宅介護が困難となる場合に期間を設けた入院の受け入れを行い、介護者の負担軽減(息抜き)を目指すレスパイト入院の受け入れもしております。

高齢者の肺炎「誤嚥(ごえん)性肺炎」への取り組み
「誤嚥(ごえん)性肺炎」は高齢者によく起こる肺炎で、食道を通って胃に入るべき食べ物・唾・痰などの一部が気管に入り込んで、その時に雑菌が肺に入ってしまうことで起こる肺炎です。 誤嚥性肺炎は脳梗塞や脳出血などで脳の機能が低下すると、異物が気道に入っても咳によって排除する働きも低下します。また口の中は雑菌が繁殖しやすいので、常に清潔にしておくことが大切です。 当院では誤嚥性肺炎に対する多職種連携のプロジェクトチームで再発防止に取り組んでいます。 また黒松歯科の先生と連携し口腔ケアにも積極的に取り組んでいます。

生活習慣病
当院では、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病の予防と早期治療に積極的に取り組んでいます。糖尿病治療においては、専門医を中心としたチームが、服薬治療に加え、栄養指導や運動指導を行い、患者さんとともに体質改善を目指しています。特に糖尿病が原因で腎機能が低下している患者さんに対しては、透析導入を防ぐための治療・指導に力を入れています。
さらに当院では、2024年度診療報酬改定で注目された生活習慣病管理料の改定内容にもいち早く対応しています。生活習慣病管理料の変更は、患者さん一人ひとりの療養計画をより丁寧に立て、継続的な評価と指導を行うことで、生活習慣病の重症化予防や健康寿命の延伸を目指す目的で行われました。
当院では、この趣旨を踏まえ、定期的に療養計画書を作成・交付し、患者さんと共有しながら、きめ細やかな診療を実践しています。これにより、患者さんが安心して治療を続け、日常生活の中で無理なく生活習慣の改善に取り組めるようサポートしています。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは、Sleep Apnea Syndrome(SAS)と言われ、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなる疾患です。 当院では腎臓病一貫治療を目指しており、その中で患者さんの睡眠状態を把握するため、自宅で簡単に出来る簡易検査を実施しています。